電気料金の不思議「使えば使うほど割高になるのはどうして?」

  • 2016-9-5
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複雑怪奇な電気契約メニューを理解するとライフスタイルが変わり、大きな経済効果を生む!

電気料金のしくみ

 
 電気代は毎月の固定費としてかかり、それは生きている限りの毎月・毎年のコストなのです。ですから、安くなることに越したことはない!わけですが、その方法がわからない!教えてくれるところがない!という現実です。
 そこで、今回はその対策をご案内します。まず、毎月の電気代の明細とか料金表ってじっくり見ているでしょうか。
電気料金は「使えば使うほど割高になる!」って知ってましたか!この基本原理を知っている方は多くないようです。その理由は、コピー機や携帯電話と同じように人間心理として「使えば使うほど安くなる」と感じているからです。ところが、電気料金は表のとおり、一般的な家庭向けの「従量電灯B」という契約の料金表(北海道電力の場合)のとおり、電力量料金は使えば使うほど高くなっていくのです。
 

たくさん使うほど単価が高くなる電気料金

 
 この電力量料金をグラフで表すと、左の表のようになります。「kWh」というのは電力の量の単位で、100ワットの電球を1時間つけっぱなしにすると「100ワット時(Wh)」=「0.1kWh」となります。
 120kWhと280kWhのところで、グラフにガタッと段ができています。つまり、電気を多く使うほど、単価が高くなっていくのです。
 ふだん、私たちが買い物をする感覚で言えば、たくさん買うほど単価は「安く」なりますが、電気はたくさん買うほど「高く」なるのです。

 

なぜこんな制度になったのか

 
 ここには大きく2つの理由があると考えています。一つ目は「電力の公共性」で、電力会社のホームページなどでは、次のように説明しています。

第1段階は、ナショナル・ミニマム(国が保障すべき最低生活水準)の考え方を導入した比較的低い料金、第2段階は標準的なご家庭の1か月のご使用量をふまえた平均的な料金、第3段階はやや割高な料金となっています。

つまり、公共性の高い電力というサービスなので、小口のお客さん向けの料金を下げなきゃいけない、という社会的な要請があったことがわかります。その分、たくさん電気を使う人に割高な価格をつけているわけです。ある意味、税金みたいなしくみです。
 もうひとつは、発電量がコントロールしにくいという事情から、あまり急にたくさんの電気を使って欲しくない、という電力会社側の事情です。
 夏場にみんなが一斉に冷房をつけると、電気の供給が不安定になり、場合によっては停電することがあります。東日本大震災の年の夏場の電力不足を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
 発電量を急に増やすということが難しいため、電力会社としては、従量契約のお客さんに「使えば使うほど割高になる」料金を設定し、同時に夜間電力などのプランを提供することで、できるだけ安定的に電力を使ってもらうしくみにしていると考えられます。

 

「割高」を解消するために、電力契約を見直そう

 

割安な夜間料金メニューの「ドリーム8」と「eタイム3」を精査し、我が家のライフスタイルに適した契約の選択が経済効果を極大

北海道電力の電気料金メニューには割安な夜間料金メニュー「ドリーム8」と「eタイム3」があることを知っているでしょうか。
この2つのメニューで特長的なことは「夜間料金が昼間の約60%も安い!」ことです。
 図にある通り、ドリーム8であれば、昼間の最大料金が40.1円/kWに対し、夜間料金は14.13円であり、約65%も安いのです。また、eタイム3であれば、昼間39.94円に対し、夜間は14.37円ですから、約64%も安いのです。
 その上で、この2つのメニューの大きな違いは夜間時間の長さと使用時間の選択です。ドリーム8は8時間の夜間時間帯において3つの選択ができるわけで、各家庭の生活の仕方から最適な時間帯を選択することができます。また、eタイム3は22時から翌朝8時までの固定時間になりますが、ドリーム8よりも2時間長い割安料金で使用することができます。但し、厳密にいうと、料金はドリーム8のほうが若干安い設定です。
 これらの料金設定を具体的に知っている方は皆無に近いといえます。その理由は料金体系が複雑怪奇であり、かつ実際に生活してみないとどの契約メニューが最適かを判断できないからです。でも、「使えば使うほど高くなる電気代」と「夜間電力は昼間よりも60%以上も安い」ということだけは覚えておきましょう。

電気代を安くするコツは「割安料金の中でできる限り生活」すること!

 
図は電気代を安くする際のライフスタイルの在り方を表したものです。割安の夜間時間帯で極力生活するライフスタイルを確立することであり、それを家庭内のルールにすることが重要です。例えば、コーヒーサーバーやアイロンは消費電力が高い家電品ですから、夜間時間帯で使用するように徹底することです。
 また、毎日使用する洗濯機はタイマーを活用したり、掃除機も夜間の時間帯で使用するなど、生活を変えることです。加えて、24時間稼働する冷蔵庫は10年前と比べると1/10の消費電力になっていますから、テレビを含めて省エネ家電に変えるといいでしょう。
 そして、太陽光を設置すると自家発電したものを自家消費できますから、高い電気代の昼間は電力会社から購入することなく、自前の発電所で賄うことができます。そんな工夫が生活する限り、買わなければならない電気を削減することができ、光熱費という永遠のコストを限りなく減らすることができます。

生活スタイルを変えると電気代が安くなる!

光熱費を抑える賢い使い方

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